今回はこのような悩み・不満をもっている看護師さんに向けて記事を書いていきます。
この記事を書いているわたしは現役看護師で、もともと毎月60時間のサービス残業に不満を抱いていました。
いまでは転職をキッカケに毎月の残業が60時間→0時間となり、プライベートの時間を楽しむことができています♪
今回はわたしの経験談をまじえつつ、看護師が定時上がりできる職場や働き方についてお話ししていきます☆
看護師の残業についての調査結果
「看護師白書2019年度版」の調査結果から、看護師の残業の実態について以下の2つのことがわかりました。
- 看護師の約6割は毎月残業10時間未満
- 看護師の約8割がサービス残業している
上記のとおり!
もう少し詳しく説明していきますね!
①看護師の約6割は毎月残業10時間未満
看護師ってめちゃくちゃ残業しているイメージがあったんですが、実は看護師の約6割は毎月の残業が10時間未満だそうです。
看護師の残業時間の詳細は以下のとおり↓↓
- なし → 13.2%
- ~5時間 → 25.9%
- 5~10時間 → 18.6%
- 10~20時間 → 18.3%
- 20~30時間 → 10.1%
- 30~40時間 → 5.6%
- 40~50時間 → 4.2%
- 50~60時間 → 2.2%
- 60~70時間 → 0.6%
- 70時間以上 → 1.2%
こんな感じで、看護師の約6割は毎月の残業が10時間未満ということが分かります。
「看護師は残業がめっちゃ多い!」というイメージがあったけど、実はほぼ定時で帰れている看護師のほうが多いということが発覚!!
わたしは毎月だいたい60時間ほど残業をしていたので、この調査結果には正直おどろきました(笑)
②看護師の約8割がサービス残業している
残業している看護師のうちの約8割は、残業代がもらえていない!
つまり、サービス残業だということも調査で明らかになっています。
看護師の約8割がサービス残業って、ちょっとビックリですよね(^_^;)
でも、悲しいことにコレが現実…。
だからこそ、できるだけ残業なし・残業がある場合は残業代が出る職場を選ぶことが大切!
実際にわたしは毎月60時間のサービス残業をしていましたが、サービス残業をするメリットなんて1つもありませんでしたm(_ _)m
定時で帰れないのがイヤなら環境を変えよう
定時で帰れないのがイヤなら、環境を変えましょう!
残業が多い職場はそもそも人手不足だったり労働体制自体に問題があることが多いです。
そんな職場で定時上がりできるよう圧倒的な努力をしたところで、残業がなくなることはほぼ不可能!
ムダな努力をするくらいなら定時で帰れる残業なしの職場に転職してしまったほうが結論手っ取り早いし、定時で帰れないストレスからも開放されます◎
いまの“残業が当たり前の生活”に嫌気がさしているなら、今すぐ行動を開始して環境をかえるべし!
わたしは実際に転職をして残業60時間→0時間になり、今は生活が超Happyになりました(^^)◎
看護師の給料が高いのは
夜勤手当てと残業代のおかげ。わたしが働いてた病院は
残業代が出なかったので
ぶっちゃけ給料は安かった。毎月残業60時間、夜勤は9回。
これで手取り19~23万円。今は夜勤も残業もない職場へ転職。
給料は下がったけど
幸福度は確実に上がりました😌#看護師あるある— とろろ💉ノマド看護師ブロガー (@toronurse) March 10, 2020
夜勤手当てと残業代のおかげ。
わたしが働いてた病院は
残業代が出なかったので
ぶっちゃけ給料は安かった。
毎月残業60時間、夜勤は9回。
これで手取り19~23万円。
今は夜勤も残業もない職場へ転職。
給料は下がったけど
幸福度は確実に上がりました😌
↑転職してから1ヶ月ちょっとが経った頃、Twitterで上記のツイートをしました。
サービス残業は人生をムダに消耗しているだけなので、そんなムダな時間をすごさなくてイイ職場へ転職するだけで幸福度はバク上がりしました(´・ω・`)
看護師が定時で帰れる職場・定時で帰れない職場
看護師が定時で帰れる職場・定時で帰れない職場を具体的にあげてみます☆
ただ、大前提として「職場による」のは当たり前なので、あくまで参考程度にしてくださいね!
実際に定時で帰れるのか帰れないのかは、就職前に自分で確認しましょう◎
看護師が定時で帰れる職場
看護師が定時で帰れる職場は以下の7つです↓↓
- 総合病院・大学病院の外来
- 慢性期・回復期の病院
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
- デイサービス
- 検診センター
- 透析センター
それぞれ説明していきます☆
総合病院・大学病院の外来
総合病院や大学病院の外来は基本的に予約診療なので、定時上がりしやすいです◎
もし外来患者が緊急入院になったとしても、外来は患者を病棟に送り出してしまえばイイので、時間がおしたり残業にもつれ込んだりしにくいです◎
慢性期・回復期の病院
慢性期または回復期の病院は、急性期に比べて急変などが起こることもほぼないし、処置や検査なども少ないです。
なので看護師の業務的な負担が少ない傾向にあり、基本的にバタバタしながら時間におわれることもほぼなし◎
慢性期・回復期の病院は定時上がりしやすい職場だと言えます。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は「老健」と呼ばれることが多いです。
老健は“在宅復帰を目指している高齢者が入居する施設”なので、入居者の介護度が低く、そのぶん看護師の負担も少ないのが特徴◎
基本的に定時上がりできる職場と言えます。
老健と特養は似ているけど介護度や急変リスクが全然ちがうので、間違わないようにしましょう!
有料老人ホーム
有料老人ホームは体調チェックや服薬管理がおもな仕事なので、基本的に高度な医療処置や急変対応などはありません!
なので看護師の業務はわりとゆったりしていて、定時上がりもしやすいです◎
デイサービス
デイサービスは、入浴やリハビリ、レクリエーションなどがメインの通所施設。
基本的に利用者さんの介護度は低く、高度な医療処置などもありません。
デイサービスは通所施設なので利用者さんたちの帰る時間が決まっており、残業も基本的にないです◎
検診センター
検診センターでは実施する検査が決まっているので、基本的に仕事をルーチン化することができます。
また、検診は基本的に予約制なので残業もないです◎
透析センター
透析患者さんは毎週決まった曜日・時間に透析を受けるので、完全予約制になります。
また、看護師の業務はルーチン化されているので、基本的に残業はありません◎
看護師が定時で帰れない職場
看護師が定時で帰れない職場は以下の2つです↓↓
- 急性期の総合・大学病院
- 完全予約制以外のクリニック
それぞれ説明していきます☆
急性期の総合・大学病院
急性期病院は高度な医療処置が多く、急変リスクの高い重症患者さんや看取りなども多いです。
また、救急受け入れや緊急入院なども多く、基本的に仕事が多くて現場は超多忙!
なので急性期の総合病院や大学病院では、残業をしなきゃいけない可能性が高いです。
完全予約制以外のクリニック
クリニックには、①受付順番制②予約優先制③完全予約制の3つの受付方法があります。
完全予約制の場合は基本的に残業ゼロですが、受付順番制または予約優先制の場合は残業アリの可能性がかなり高いです。
受付順番制または予約優先制の場合、いきなりクリニックを受診してきたすべての患者さんを診察しなきゃいけないので、受診してくる患者さんが多ければ多いほど残業時間も長くなります(^_^;)
クリニックに転職して定時で帰りたい場合は、完全予約制のところを選びましょう!
働き方を変えて定時で帰る方法もある
定時で帰りたい看護師は、働き方を変えてみるのも効果的でオススメ!
例えば以下のとおり↓↓
- 育児短時間勤務制度(時短)で働く
- 非常勤や派遣で働く
それぞれ説明しますね☆
育児短時間勤務制度(時短)で働く
育児短時間勤務制度とは、「3才未満の子どもがいる場合、1日の労働時間を原則6時間にしますよ~」という制度のことを言います。
もしあなたがママナースもしくはパパナースの場合、時短で働いてみるのもアリかも。
ただ、育児短時間勤務制度を利用していても残業させられる…というブラックな職場もあるため、注意が必要です(;_;)
非常勤や派遣で働く
非常勤や派遣は基本的に時給で働いているので、そもそも「非常勤と派遣には残業自体させない!」という職場もあります。
また、研修や勉強会への参加も不必要、もしくは最低限でOKとしている職場が多いので、常勤看護師よりも非常勤や派遣のほうが残業が少なく済む可能性が高いです。
残業のないプライベートな時間を重視できる働き方がしたいなら、非常勤または派遣で働いてみるのもアリかもですね(^^)☆
まとめ:看護師が定時で帰れない状況から抜け出す方法
看護師が定時で帰れない状況から抜け出すには、環境を変えることが1番大切です!
転職して職場を変えてみるのも良し!働き方を変えてみるのも良し!
「毎日残業ばっかでもうウンザリ」と思っている看護師さんは、ぜひこの機会に勇気を出して行動開始してみましょう(^^)
まずは残業なしの働き方ができる職場の求人だけでも探してみるとイイかもですね!
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです♪
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