看護師

【経験談】クリニックで働く看護師は採血スキルが命です

【経験談】クリニックで働く看護師は採血スキルが命です
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とろろ
とろろ

こんにちは!現役クリニック看護師の「とろろ@toronurse」です♪

わたしは三次救急の病棟看護師を看護師4年目のときに辞めたあと、内科クリニックで約1年4ヶ月働き、現在は内科・外科・消化器内科のクリニックで働いています。

実際に2ヶ所のクリニックで働いてみた結果、「クリニック看護師は採血スキルが命だな」と感じたので、このことを深堀りして1つのブログ記事にすることにしました。

この記事では、クリニック看護師に採血スキルが必須のワケや、採血が苦手な看護師がクリニックで問題なく働くにはどうすればイイのかなど、実際のわたしの経験談をまじえながら解説していきます☆

これからクニック看護師になることを検討している看護師さんの参考になる記事になっているかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!

クリニックで働く看護師は採血スキルが命

クリニックで働く看護師は採血スキルが命

クリニックで働く看護師は、“採血スキルが命”と言っても過言ではありません!

基本的にクリニック(とくに内科系)は、採血・静脈注射のオンパレードです。

わたしたち看護師が採血・静脈注射をいかにスムーズにさばけるか、これがクリニックの回転速度に直結します。

クリニック看護師
クリニック看護師

わたし、採血苦手なんです…

というのは、正直クリニックでは通用しないのが現実(._.)

つまり、クリニック看護師は採血・静脈注射のスキルが問われる場であるのです。

クリニック看護師は採血以外のスキルも求められる

クリニック看護師は採血以外のスキルも求められる

クリニック看護師は採血・静脈注射のスキル以外にも、たくさんのスキルを求められます。

とくに忙しいクリニックでは、状況を把握して優先順位をつけ、円滑に業務をまわす能力が求められます。

また、内科系クリニックのほとんどは健康診断も実施するので、最低限12誘導心電図はとれるようにしておいたほうがイイです◎

その他にも基本的な看護技術(血糖測定や酸素療法、急変時の対応など)は身につけておく必要があります。

とろろ
とろろ

ときどき、道で倒れたひとが急患でクリニック内に運ばれてきたりもします

どんな状況にも臨機応変に対応できるように、最低限の看護技術は身につけておいたほうが良いでしょう◎

クリニックごとに必要な処置や使っている物品・機器、やり方などさまざまなので、細かいところは就職してからおいおい覚えていけばOK!

採血苦手な看護師がクリニックで問題なく働く方法5選

採血苦手な看護師がクリニックで問題なく働く方法5選
看護師
看護師

クリニックで働きたいけど、採血はあまり得意じゃない…

という看護師さんもいますよね!

そんな看護師さんは、以下の5つの方法を使ってかしこくクリニックに転職しましょう!

  1. 完全予約制のクリニックで働く
  2. 看護師の人数が多いクリニックで働く
  3. 採血が少ない診療科のクリニックを探す
  4. 病棟で手技獲得してからクリニックに転職する
  5. 教育体制が整っているor新人歓迎のクリニックを探す

1つずつ説明していきますね!

①完全予約制のクリニックで働く

大前提として、クリニックの受付方法には以下の3パターンがあります。

  • 受付順番制:来た人から順番に診察する(予約不可)
  • 完全予約制:予約時間どおりに診察する(予約なしでの受診不可)
  • 予約優先制:予約患者を優先的に診察するが、予約なしでも受診は可能

受付順番制と予約優先制のクリニックは混雑度の予測がしにくく、日によっては猫の手も借りたいくらい忙しい日も(*_*)

それに比べて完全予約制のクリニックは予測できない忙しさに追われることが少なく、時間に余裕をもって業務にあたることができます◎

採血が苦手な看護師は「時間に追われる」というプレッシャーがあると余計に採血で失敗してしまう可能性があるので、完全予約制のクリニックで働くのがオススメです☆

②看護師の人数が多いクリニックで働く

クリニックはスタッフの人数が少なく、看護師が1~2人しかいないところも多いです。

看護師が自分1人の場合、採血で失敗しても助けてくれる人なんていないし、院長に採血を代わってもらうのもだいぶと気が引けますよね(^_^;)

看護師の人数に余裕があるクリニックなら、自分が採血で失敗してもほかの看護師に頼ることが可能です◎

採血で失敗しても大丈夫なように、採血が苦手な人は看護師の人数が多いクリニックで働くことをオススメします☆

とろろ
とろろ

看護師何人体制でクリニックをまわしているのか、事前に情報収集しておくと良いでしょう(^^)

③採血が少ない診療科のクリニックを探す

採血がホントに苦手orできない看護師さんは、採血が少ない診療科のクリニックに行くのが1番手っ取り早いです。

ただ、採血が苦手な状態で採血のないクリニックに転職してしまうと、さらに採血ができなくなるというデメリットも(;_;)

採血が苦手でも、クリニックで採血をしていれば自然とスキルアップしていけます!

そういう意味では、自分のスキルアップのためにも多少は採血のあるクリニックで働くほうがイイかもしれませんね!

悩む看護師
悩む看護師

採血がいま以上にできなくなるとしても、それでも採血のない職場で働きたい

という人は、脱毛クリニックなどの医療行為の少ないクリニックや、デイサービス・保育園といった採血をしなくても良い職場で働いてみるとイイかも◎

採血の少ない職場探しにおすすめの看護師転職サイト3選

④病棟で手技獲得してからクリニックに転職する

悩む看護師
悩む看護師

いま病棟で働いてるけど、もう限界。病棟辞めてクリニックに転職したい。けどまだ採血(もしくは静脈注射)の手技が獲得できてない。どうしよう…

こんな悩みを持った看護師さんが取るべき行動は以下の2択です。

  1. クリニックに転職してから手技獲得を目指す
  2. 病棟で手技獲得してからクリニックに転職する

上記2択のうち、理想的なのは「②病棟で手技獲得してからクリニックに転職する」です。

理由は単純で、クリニックの多くは看護師の人数が少なく教育体制が整っていないところがほとんどなので、クリニックで手技獲得を目指すのが難しいというのが現実だから(._.)

経営者である院長からすれば、

クリニックの院長
クリニックの院長

採血のできない経験の浅い看護師を複数採用するよりも、採血のできる経験豊富な看護師を1人だけ採用するほうが、人件費がかからなくてありがたい

と思うのが当たり前ですよね。

少し残酷ですが、採血のできない状態でクリニック(特に内科系)に転職するのは、かなり難易度がたかいです。

なので、できるだけ病棟で採血・静脈注射の手技を獲得してからクリニックに転職することをおすすめします。

とろろ
とろろ

ただし!いちばん大切なのはアナタの心の健康なので、いまの職場が原因で鬱になるくらいなら、たとえ採血ができない状態でも辞めてOKです◎

採血・静脈注射ができない状態で病棟をやめた看護師さんは、教育体制が整っているor新人歓迎のクリニックを探してみましょう!

※看護師1年目でクリニックへの転職を考えている人は、看護師1年目でもクリニックに転職は可能【リアルな感想聞いてみた】の記事を参考にしてみてくださいね(^^)

看護師1年目でもクリニックに転職は可能【リアルな感想聞いてみた】
看護師1年目でもクリニックに転職は可能【リアルな感想聞いてみた】 このような悩みを抱えた看護師さんに向けた記事です。 この記事を書いているわたしは病棟看護師を約3年半経験し、現在はクリニ...

⑤教育体制が整っているor新人歓迎のクリニックを探す

クリニックは医院長が個人経営している場合が多いので、スタッフの人件費をできるだけ削るために、看護師の人数は最低限におさえられているパターンがほとんどです。

そのため、クリニックは「病棟経験○年以上」などの条件付きの求人が多く、教育体制が整っていないところが多いです。

ですが、なかには看護師の採用人数が多く教育にチカラを入れているクリニックや、「新人歓迎」と求人を出しているクリニックなんかも少数ですが存在します。

とろろ
とろろ

実際、わたしが以前働いていたクリニックは新人OKのクリニックだったので、看護師1年目で転職してきた子が2人もいました(^^)

クリニックに転職したいけど採血が苦手という看護師さんは、教育体制が整っていたり新人歓迎のクリニックを探してみることをオススメします♪

採血苦手な看護師がクリニックへの転職を成功させる方法は2つ

採血苦手な看護師がクリニックへの転職を成功させる方法は2つ

採血が苦手な看護師がクリニックへの転職を成功させる方法は、おおきく以下の2つです。

  1. 看護師転職サイトの非公開求人をGetする
  2. 信頼できる知人から情報を聞き出す

それぞれ説明していきますね!

①看護師転職サイトの非公開求人をGetする

クリニックへの転職で失敗したくないなら、かならず看護師転職サイトに登録してクリニックの求人を探すようにしましょう!

転職したい看護師
転職したい看護師

なんで転職サイトを使ったほうがイイの?

そのワケはおおきく以下の2つです。

  • クリニックの求人数は少なくてすぐに埋まる
  • クリニックの求人は非公開求人のことが多い

クリニックはそもそも必要とする看護師の数が少ないので、募集枠自体が少なく、その枠はすぐに埋まりがちです。

また、クリニックの求人は“非公開求人”であることが多いので、看護師転職サイトに登録をしなければその求人情報を知ることさえできません。

非公開求人とは

検索してもネット上に一般公開されていない求人のこと。 比較的好条件の求人が集まっており、看護師転職サイトに登録することで優先的に紹介してもらえる。

教育体制が整っていたり、新人Ns歓迎のクリニックの多くは非公開求人だったりします。

看護師転職サイトを利用したほうがクリニックの求人情報を多く得ることができるし、条件のいい求人も圧倒的に多いことは間違いありません!

まずはどんなクリニックの求人情報があるのか、情報収集だけでもしてみるとイイかもしれませんね(^^)

看護師転職サイトおすすめBEST3
看護roo!

→看護師のクチコミで総合評価1位。わたしはココで転職成功☆

看護師の転職なら看護roo!
看護のお仕事

→非公開求人が豊富。求人数はダントツ!

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ナースではたらこ

→行きたい病院を逆指名できるサービスが魅力。

※参考:看護師転職サイトランキング【実際に使ったおすすめベスト3を紹介】

②信頼できる知人から情報を聞き出す

あなたが転職先候補として考えているクリニックがある場合、そのクリニックに患者として行ったことのある知人や、実際にそのクリニックで働いたことのある知人などから情報を聞き出すのも1つの手です。

ただ、みんなもご存知のとおり、医師や看護師がスタッフ間に見せる顔と、患者に見せる顔はまったくの別物です。笑

なので、あまり知人からの情報を鵜呑みにしすぎるのではなく、あくまで1つの情報として参考程度に聞くようにしておくほうがいいかもしれません(^_^;)笑

まとめ:看護師は自分の採血スキルを考慮したクリニック選びが大切

まとめ:看護師は自分の採血スキルを考慮したクリニック選びが大切

クリニック(特に内科系)は採血のオンパレードなので、採血スキルは問われてしまうのが現実です。

ただし、採血が苦手もしくは出来ない看護師でも、記事内で紹介したことを意識すれば、クリニックで働くことは可能です◎

看護師転職サイトを利用して好条件のクリニック求人をGetし、クリニックへの転職が成功することを願っています♪

関連記事看護師転職サイトランキング【実際に使ったおすすめベスト3を紹介】

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