学生

看護の大学と専門学校どちらがおすすめ?【違いを分かりやすく解説】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
看護学生
看護学生
看護大学と看護専門学校の違いは?
看護大学と看護専門学校で給料や学費はどれくらい違うの?
看護大学と看護専門学校どっちがおすすめ?

今回はこのような疑問に答えていきます。

この記事を書いている私は、看護専門学校を卒業し、現在4年目の現役看護師として働いています。

私も高校生の時、「看護師になりたい」という目標はあったのですが、大学と専門学校どちらを選べば良いのか分からず、学校選びにとても迷った経験があります。

そのため、今回の記事では「大学と専門学校の違い」や「大学と専門学校それぞれどんな人にオススメなのか」といった内容について分かりやすく説明していこうと思います。

この記事を読まれている方は、これから行きたい大学や専門学校を決めようとされている方かと思います。

そんな方には、以下の記事も参考になるかと思います。

看護系専門学校の失敗しない選び方【看護師目指している高校生必見】看護系専門学校の失敗しない選び方について丁寧に解説しています。看護学校への進学を考えている方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。...

私は大学と専門学校で迷った結果専門学校を選んでいるので、上記の記事では専門学校について書いていますが、本質的には大学も専門学校も同じだと思います。

看護の大学と専門学校どっちがおすすめ?

看護の大学と専門学校、どっちがおすすめかは以下のとおりです。

  • 看護師以外の資格を取りたい&一般教養など幅広く学習したい
    ⇒大学がおすすめ!
  • 看護師に(出来るだけ早く)なりたい&看護師として現場での実践力を身に付けたい&学費を押さえたい
    ⇒看護専門学校がおすすめ!

大学と専門学校どちらを選ぶかは、どの条件を優先するかで変わってきます。

そのため、まずは自分が学校を選ぶ時にどの条件を優先したいかを考えてみましょう。

例えば、「看護師として現場でテキパキ働けるようになりたい!」「できるだけ学費を安くに押さえたい。」と思うなら専門学校をおすすめします。

「将来は看護師ではなく保健師や助産師を目指したい!」「看護師になったら看護師長や学校の教員になりたい。」と思うなら大学をおすすめします。

ちなみに私は「看護師になりたいけどできるだけ学費は安くに押さえたい。」と思っていたので、看護専門学校を選びました。

看護の大学と専門学校の違い

大学と専門学校の違いを分かりやすく表にしてみました。

大学 専門学校
取得可能資格 ・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格
・養護教諭二種免許
(保健師免許取得後本人申請)
・助産師国家試験受験資格
(助産師課程のある大学のみ)
・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格
(保健師・看護師統合カリキュラム校のみ)
特徴 一般教養科目が充実しており幅広い分野の学習ができる 現場での実践力を養う教育に重きが置かれている
修業年限 4年 3年(保健師統合カリキュラム校は4年)
得られる学位・称号 学士 専門士
平均学費(1年あたり) ・国公立:約62.5万円
・私立:約144万円
・国公立:約20万円
・私立:約83.3万円
新卒平均基本給(2019年) 206,608円 199,894円

表を見れば分かる通り、大学と専門学校では違う点がたくさんあります。

特に、取得可能な資格と授業料が大きく異なると言えます。

以下で大学と専門学校それぞれの取得可能資格・特徴についてもう少し詳しく説明します。

取得可能資格

まず、看護専門学校に入学した場合、原則として取得可能な資格は「看護師国家試験受験資格」のみです。

保健師・看護師統合カリキュラム校の場合は「保健師国家試験受験資格」も取得可能ですが、この場合は修業年限が3年ではなく4年になります。

続いて、大学に入学した場合に取得可能な資格は、「看護師国家試験受験資格」「保健師国家試験受験資格」「助産師国家試験受験資格」の3つがあります。

ただし、「保健師国家試験受験資格」と「助産師国家試験受験資格」については、大学の看護学科に入学したら誰もが取得できるというわけではありません。

「保健師国家試験受験資格」の場合は、「看護学科の中の上位○名」などというように、取得できる人数が限られていることがほとんどです。

また、「助産師国家試験受験資格」については、助産師課程のある大学でしか取得ができないため、将来助産師になりたい人は助産師課程のある大学を選ぶ必要があります。

ちなみに私は看護専門学校を卒業したので、取得可能な資格は「看護師国家試験受験資格」のみでした。

そのため、助産師になりたい子たちは、看護専門学校を卒業後、助産師課程のある学校に編入学をしていました。

特徴

大学と専門学校ではそれぞれ特徴が大きく異なります。

先ほど説明した「取得可能資格が違う」という点も大きく違う特徴の1つと言えますが、一旦それは置いといて・・・

大学と専門学校ではそれぞれ重きを置いている部分が大きく異なります。

大学の場合、一般教養科目が充実しているため、幅広い分野の学習ができるという特徴があります。

そのため、大学は「看護の専門分野の学びに加え、豊かな人間性・高度な論理的思考・的確な問題解決力なども身につけたい」という人に向いています。

将来的に看護師長などの管理職に就きたいと考えている人は、大学を卒業しておいたほうが有利になります。

それに比べて専門学校の場合、現場での実践力を養う教育に重きが置かれているという特徴があります。

学習時間の約1/3が実習、授業でも演習が多く、とにかく体験を重視したカリキュラムが組まれているため、専門学校は「現場での実践力を身に付けて少しでも早く看護師として独り立ちしたい」という人に向いています。

私が専門学校を卒業して思うこと

専門学校卒の私が学生時代に感じていたことをそのまま素直に言うとこんな感じです。

  • 大学生は暇やのに専門学校は忙しすぎるし大学はズルい
  • 専門学校は2週間しか夏休みないのに大学は2ヶ月もあるしズルい
  • 大学卒のほうが給料高いのは納得いかん
  • 大学よりも1年早く看護師になれることだけが心の支え
  • 授業料安いのはありがたい

専門学生は大学生のことを「ズルい。羨ましい。」と思っていました。理由は単純で、大学よりも専門学校のほうが厳しい&忙しいからです。

しかし、実際に看護師になって現場に出た今、私は専門学校を卒業して本当に良かったなと思っています。

理由はいくつもありますが、一番の理由は「現場での実践力が鍛えられたから」です。

大学に比べて看護学校はとにかく実践・経験をたくさんできるため、実際の現場での対応力を鍛えることができると思います。これは就職してからとても役に立ちます。

実際、自分自身が学生のときは気付かなかったのですが、大学生と専門学生で実習の仕方が全然違うんだなと言うことに気が付きました。

私が働く病院にはいろんな大学・専門学校から実習生が来るのですが、大学生は基本的に部屋にこもって記録をしたり勉強をしたりしていて、あまり患者さんのもとに足を運んだり、実際に援助をしたりしている姿をほとんど見ません。

それに比べて専門学生は、ほとんど部屋にこもることなく、患者さんのもとに足を運びコミュニケーションをとったり援助をしたり、受け持ち患者さん以外の患者さんに項目援助を実施したりと、とにかく積極的に患者さんと関わっている印象を受けます。

幅広い知識を習得することも大切だとは思いますが、実際に現場で患者さんと関わることは一番の勉強になるため、私は看護学生時代に実習を通して患者さんから学ばせて頂いたことが、今このように現場で活かせていると思うので、専門学校を卒業して本当に良かったなと感じています。

まずは資料請求しましょう

この記事を読んでくれている人は、「将来看護師になりたいけどどの学校を選べば良いか分からない!」という人が多いかと思います。

そんな人たちには、まずは資料請求をしていろんな学校を知ることから始めることをおすすめします!

学校によって、設備や学費など様々です。

そのため、まずはいろんな学校の情報を収集して、そのうえで自分に合った学校を選択するのが良いと思います。

実際に私も、関西の看護学科のある大学や専門学校20ヶ所以上の資料請求をして、気になる学校のオープンキャンパスに足を運んで学校を決めました。

自分に合った学校を見つけるためにも、まずは資料請求してみることをおすすめします。

おすすめ無料資料請求サイト

スタディサプリ進路
※気になる学校をまとめて資料請求できる
※7校まとめて資料請求で500円図書カードプレゼント

まとめ

看護師以外の資格を取りたい&一般教養など幅広く学習したいなら大学がおすすめ、看護師に(出来るだけ早く)なりたい&看護師として現場での実践力を身に付けたい&学費を押さえたいなら看護専門学校がおすすめと言えます。

自分には大学と専門学校どちらが合うのか、自分が優先したい条件と照らし合わせながら考えてみてください。

また、学校選びに欠かせないのは、いろんな学校の情報を収集することです。

情報を収集するためにも、まずは無料の資料請求を利用してみてください。

看護師になりたいと思っている方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです!

看護系専門学校の失敗しない選び方【看護師目指している高校生必見】看護系専門学校の失敗しない選び方について丁寧に解説しています。看護学校への進学を考えている方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。...